足の指

みなさん足の指をきちんと使えてますか? 意識して足の指を1本1本動かすことは難しいですが、足の指をグー・パーすることはできますよ ね。以前足の裏の使い方として、どこを意識して立つのが良いかをご紹介しました。 今回はさらに足の指の使い方のお話をしたいと思います。足の指をグーにした時、指の付け根に節が出ていますか? 手の指をグーにすると、拳のところに節がきちんと出ますよね。 それと同じものが足の指をグーにした時にも出るでしょうか? 足も手と同じなので、本当はその節が出るはずです。 きちんと凸凹した節が各指ごとに見えていれば、足の指をきちんと使えています。もし節が出ていなかったり、出ている節と出ていない節があればきちんと足の指が使えていない 可能性があります。足の指が使えていないと、歩いたり走ったりする時にきちんと重心を移動させこるとができなく なってしまいます。それによって膝が痛くなったり、股関節を痛めてしまうこともあります。 またきちんと足を使えていないので、ふくらはぎや太ももを使いすぎてしまって脚が太くなってし まいます。たかが足の指ですが、私たちにとっても大切な部位なのです。 立っている時足は地面に接地していますので、とても重要な土台となります。 土台がきちんとしていないと、上の部位はぐらついてしまいます。 正しく足の裏や指が使えると、綺麗な姿勢や体型を作ることに繋がっていくのです。そこで今回は足の指を使えるようになるにはどうしたらいいかをご紹介します。 みなさんどこまでが足の指だと思いますか?実は私たちの認識している足の指と解剖学的な足の指は少し違います。 解剖学的には足の甲の部分も指の骨になります。 皮膚で覆われているので指とは思わない人も多くいると思いますが、甲の部分も指の骨で1本1本 別れています。甲の部分を触ると別れているのを感じることができると思います。 本来はそこまでが指なのです。きちんと指を使うためには、まず指を認識する必要があります。 そのためには指の間をマッサージしましょう。  甲の部分の指の骨と骨の間を軽くマッサージしてあげることで、だんだん指の意識が高まってい きます。そしてきちんと指が使えるようになると、指の付け根に節が出てきます。 節があるかどうかを目安にすると良いと思います。 続けるときちんと節が分かるようになってくるはずです。強くマッサージする必要はなく、クリームなどを使って指と指の間を滑らせるような感覚でマッ サージしてあげてください。足の指が使えるようになって、足のどこを使って立つかをマスターすれば土台がしっかりしてき ます。何事もまずは土台からで、それは体も同じなのです。手軽にできるマッサージなので、ぜひ今からでも始めてみてください。