足の裏の使い方

足の裏の使い方足の裏についてのお話の3回目。 ・今まで足の裏のどこに体重を乗せるか ・どこから足の指 というお話をしてきました。2回のお話を実践してきた方はだいぶ足に対する意識が高まってきているはずです。 今回はいよいよ実践に入りたいと思います。 足の指の意識もできるようになってきたと思いますので、今度は足の指を実際に動かしてみま しょう。最初にご紹介するのはタオルギャザーです。 足の指でタオルを自分の方に手繰り寄せてくる運動になります。 1.足の下にタオルを置く(かかとはタオルから出す) 2.足の指でタオルを掴み自分の方に引き寄せる3.2を繰り返す このエクササイズは立ってやることをお勧めしますタオルを寄せることに意識がいきがちですが、大切なのは足の指を使うことです。 足の全部の指を使ってタオルをつかむことが重要になります。 タオルを自分の方に引き寄せられなくても大丈夫です。 きちんと指を使うことを意識しましょう。 指の第一関節を使っていることを目で見ながら確認してください。このエクササイズをきちんと丁寧にやるだけで、体が温まってきます。 足先の冷え性が気になる方にもお勧めのエクササイズです。例えば、お風呂の中で湯船に浸かって足の指の間をマッサージ。 お風呂上がりにクリームを使って足の指の間のマッサージ タオルギャザーを10回行うそしてベッドに入って就寝。 これだけで足がポカポカしたまま眠りにつくことができます。次に歩く時の体重移動について説明します。イメージは外から内です。 それを身につけるために、足の裏の土踏まずの位置に割り箸を横向きにおきます。 割り箸の上で足を外側から内側と動かします。(外で踏む→内で踏む) これを両足で行うのですが、左足が外で踏んでいるときは、右足は内で踏みます。 左足が内側で踏んでいるときは右足は外側で踏みます。 これを数回繰り返すだけで、足の裏の使い方が頭にインプットできます。  体で動作を習得するのですが、大人は一度頭で理解する必要があるのです。 今までの自分の癖が身についてしまっているのでそれを消すために、一度正しい方法を頭で理解 して体に覚えさせなければいけません。 そのためのインプットがこの割り箸を使った練習になります。割り箸を使って感覚が理解できたらそのまま歩き出します。 外側から足をつき次に内側も床についていきます。 最初は大げさに動作を行っても構いません。 ただし膝はずっと正面を向いています。内側を床につくときは踏み込む必要はなく、そっと足の裏を床につくだけでいいです。一歩ずつゆっくりと練習しましょう。 外側から踏む感覚が身についたら動作を小さくします。 だんだん日常の歩き方に近づいてきます。普段からこの歩き方ができればいいのですが、考えながら歩くのは大変です。 まずは家の中での練習を繰り返しましょう。 できるようになったら少しずつ外を歩くときも取り入れてみてください。歩いて膝が痛くる方には、膝の痛みを予防する歩き方になります。 膝の向きに注意しながら練習しましょう。 また外反母趾で悩んでいる方にもお勧めです。 これ以上外反母趾を悪化させないためにもぜひ取り入れてみてください。歩くことはほとんどの方が毎日行っています。 正しい歩き方をマスターすれば、普段の歩きが運動につながってくるのです。